平成28年9月定例会における白石たづ子の一般質問ならびに答弁要約を掲載します。
ぜひご一読いただければ幸いです。
◆白石たづ子の質問内容全文はこちらからPDFでご覧いただけます。
◆病児病後児保育の実施検討経過について
【白石たづ子】
27年の予算審査特別委員会小委員会で、中小路市長にお尋ねした病児病後児保育の現状と
今後のあり方について、市長から下記の答弁(要約)を頂いた。
1.病児保育については大変成果が出てきていると考えている。利用者の増加に伴い、
インフルエンザ等、感染症の時期には満室で利用を断るケースもあり、サービス量
として足りていない部分がある。更なる充実を図っていかなければならない。
新たな場所の設置を検討したい。その際、立地が大きな焦点になってくる。
単に数を増やすということではなく、利用しやすい場所を検討していかなければならない。
2.病児保育、あるいは病後児保育については、感染症の流行時期等により、年間を
通じて利用の頻度にばらつきがある。事業の継続的運営を考えると、今のビジネス
モデル、他市等で実施されている保険的な会費による運営等も合わせて検討していく
必要がある。
【Q7】白石たづ子
この答弁を踏まえて、その後の実施検討経過について伺いたい。
【A7】市長
1.済生会京都府病院の病児病後児保育は平成20年の開設以降、利用者は増加傾向にある。
しかし、感染症流行期や女性の働き方の多様性に沿った保育ニーズへの対応、子育て
しやすい環境づくりが求められる中で更なる充実が必要である。第四次総合計画実施
計画では平成29年度中に新たな事業所一箇所を増設することになっている。
2.病児病後児保育に関しては本市の子育てニーズにあった実施形態を検討中。
「保育所併設型」は待機児童などの状況を鑑み実現は難しいと思われる。人口規模、
就学前児童数を勘案すると保険的仕組みである「共済型」は困難。病変時等に医療対応
可能な「医療併設型」は済生会京都府病院が実施している。以上の状況を鑑み、今後は
「訪問型」の仕組みを導入し、「医療併設型」と組み合わせることで利用者の選択性、
利便性に配慮した実施形態とすることが効果的ではないかと考える。従って新たな病児
病後児保育にすいては「訪問型」システムを導入することで検討を進めていきたい。