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令和2年12月議会一般質問答弁要約【4】図書館事業の展開について

【白石質問】
 以前、平成30年度の9月議会の総括質疑でも、本市における図書館のあり方と今後の課題についてお伺いいたしました。その時には、教育長からは今後、住民参加型によるワークショップの実施により魅力ある図書館とは何かを検討し、また、社会教育という概念の中での図書館の在り方について協議するとお答えいただきました。

※【2018.9議会】「総括質疑備忘録:本市における図書館の在り方と今後の課題について」はこちらからお読みいただけます。

また、市長には、図書館経営のあり方についてのお考えをお尋ねしたところ、図書館サービスの維持は基本だと考えるが、インターネットの普及により、これまでの図書館の資料館的な役割が薄れ、図書館の存在意義が問われてきているのは全国的な傾向だと考える。それらを踏まえ、あらためて今後、目指すべき図書館像の検討が必要であるとのご答弁いただきました。

 市民参加のワークショップの実施により、市民が図書館のあり方を考える機会になり、行政としても市民が求める図書館機能などについて市民のご意見を伺えたことは、とても良い機会となったと思います。

しかし、私は以前にも申し上げておりましたが、どういう図書館にしていくのかまた、どのように経営していくのかという基本的な方向性というものは、市民の意見も参考としながら、行政が一定、方向性を示した方がよいと考えていますが、その点についてはどのようにお考えですか。

そうした議論をされ、図書館のあり方についても検討を進めておられた中、昨年度末から本年度の4月、5月は新型コロナウィルス感染症予防対策のため、利用制限を余儀なくされていたと思います。

現在も感染対策から一部、利用制限はされているとは存じあげていますが、ステイホームだからこそ、読書する人が増加しているのではないかと考えますが、図書館の利用者数は昨年度に比べどのような状況でしょうか、お伺いします。  

 また、市の広報やホームページで確認すると、読書啓発の観点でも、人数制限や感染対策を取りながら読み聞かせなどの事業も実施されていますが、本年度も大河関連の読書講演会などこれまでにない事業も展開をされています。小さいお子さんをお持ちの家庭などは読み聞かせといった事業を楽しみに待っておられたのではないかと思います。

【白石質問1】
 今年度、新たに取り組んだ事業の概要とその成果をお聞かせください。また、今後、取り組む予定の事業があればその概要についてお聞かせください。

【教育長答弁】
「市民にとって魅力ある図書館とは何か」という基本的な考え方を整理し、目指すべき図書館の方向性を示していくことは、教育委員会の使命であります。

 コロナありきの社会状況の中、市民が求める図書館の姿につきましては、以前に実施した市民参加もワークショップでの議論にとどまらず、さらに多くの市民の皆さんとの対話を通じて、引き続き模索していかなければ重要な根本テーマであると認識しています。

 コロナ禍による図書館利用状況への影響でありますが、利用者数は貸出数で捉えており、閲覧のみの利用者数は把握していません。本年度の10月末までの貸出冊数は、対前年比83%でありますが、10月だけを見ると対前年比98%と前年並みに戻ってきております。貸出者総数は、10月末までで対前年比79%、10月の1か月間では対前年比94%となっており、本市では、ほぼ前年並みの利用状況であります。

 次に、本年度の新たな取り組みでありますが、これまでの事務事業を見直し、未就学児から小学校低学年を対象とした双六遊びでの本の選書や、工作を組み合わせた『めっちゃ図書館』を実施いたしました。

本来は、自由参加のところ、密を避けるために事前申し込みの二部制として実施いたしましたが、好評を得ました。

 また、市民有志によるテーマ別本箱『ひと箱ライブラリー』や、職員の選書による本の福袋『わくわくぶくろ』を始め、自分では選ばない本を読む機会となり、また読書の楽しみを広げる機会ともなって何れも好評を得ました。

 今後の予定では、3月に『市民参加のビブリオバトル』『勝竜寺城公園での絵本の読み聞かせ』『市内中高校生による本棚づくり・ぼくらの本棚』も企画しております。

【白石質問】    
 次年度は、第4次総合計画第2期基本計画と第2期教育振興基本計画がスタートしますが、図書館の位置づけについては、私は以前にもお尋ねしましたが、地域の情報のハブとしての図書館を考えていく必要があるのではないかと感じています。

 また、地域の多様な主体との協働や、多様な利用者層への働きかけなどのサービスを構築していくことにより、住民自治の向上や地域連携に繋がっていくと考えています。

【白石質問2】
 今後の図書館の施策展開についてどのように考えておられるのかお伺いします。

【教育長答弁】
 図書館は、お年寄りや子供を始め、市民の誰もが気軽に足を運べる地域の『知の拠点』であり、夏場のクールスポットや、普段、誰もが立ち寄れる憩いの場としての役割もあると考えます。

本来機能としましては、対話を重視した多様な主体との協働による読書活動の啓発を進め、活字文化の象徴である本の重要性と読書の意義を市民の皆さんに継続してご案内し、図書館としてさらなる魅力の再構築に努めてまいりたいと存じております。

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