わたしのこと– category –
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わたしのこと
「小さな茶箱道具展」に行ってきました。
会場には、小さな茶箱に収められた茶道具が並んでいました。どれも派手ではありませんが、丁寧につくられ、長く大切に使われてきたことが伝わります。 小さいからこそ、ひとつひとつの道具が引き立ちます。無駄がなく、必要なものだけがある。その潔さに心... -
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沈黙と合意の境界
―― 和して同ぜず、思考を手放さないということ 「和して同ぜず」という言葉が、近ごろ折に触れて思い浮かぶ。人と折り合いをつけながら生きることと、考えまで預けてしまうことは、本来同じではない。それは声高に訴える理念でもなく、誰かを切り分けるた... -
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[節分]、もうひとつの年のはじまり
正月に立てた今年の目標が、少しずつブレてきている。そんな実感を抱えたまま迎える節分は、不思議と悪くない気がしている。 元日は、毎年きちんと気持ちが整う日。今年こそは、と思う。その決意に嘘はないのだと思う。ただ、日常が始まれば、仕事や体調、... -
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我が家の一月の年中行事
両親が毎年、1月中に必ず行きたいと言う「清荒神」さんをお参りした。天気予報では寒くなると言われていたので、参道は凍てていないか?脚の悪い二人を連れて滑って転けたら大変だなぁ、と思いながら。 参道を歩いていると子どもの頃を思い出す。手を引か... -
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大寒の頃
大寒は、一年の中でも、心と暮らしが静かに内向きになる時期だと感じている。寒さが厳しく、外出の回数も減り、日々の動きは自然と小さくなる。年が改まっても、すぐに気持ちが切り替わるわけではなく、先の予定を考えるにも少し時間が必要になる。 この頃... -
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成人の日に寄せて
成人の日を迎えられた皆さんへ おめでとうございます。 大人になるということが何なのか、 正直なところ、私にも今もはっきりとは分かりません。 けれど、年を重ねる中で少しずつ感じてきたのは、 それは「できるようになる」ことよりも、 「分からないま... -
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初夢
大阪城 正月二日に見る夢を「初夢」というらしいめったに夢など見ないのに、はっきり覚えていた夢 正夢になってほしいという気持ちは、強い期待というより、静かな祈りに近い。うまくいくと信じ切るほど無邪気ではないが、何も起こらないと決めつけるほど... -
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正月の室津港
港に入ると、思っていた以上の大漁旗が目に入ってきました。 色とりどりの旗が風に揺れ、冬の港に静かな華やかさを添えています。 どれも派手なのに、不思議とうるさくはなく、漁港の正月らしい落ち着きがあります。 一年の無事と豊漁を願う気持ちが、言葉... -
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母のお雑煮と迎えた、新しい年
午年生まれの母は、今年で九十六歳になります。 今も現役で主婦業をこなし、変わらず台所に立つその姿に、静かな強さを感じます。 元日の朝、母が作ってくれたお雑煮を囲み、ワインを少しだけ添えて新年を迎えました。 湯気の立つお椀の向こうにあるのは、... -
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神戸港第一突堤で迎える年越し
日本丸と海王丸、静かな大晦日 神戸港第一突堤に、凛とした姿で並ぶ二隻の帆船。 日本丸、そして海王丸。 大晦日の港は、賑わいの中にも不思議と静けさがあり、 白い船体と張り詰めたマストが、年の瀬の空気を引き締めていました。 ライトに照らされた船影...
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