大寒の頃

大寒は、一年の中でも、心と暮らしが静かに内向きになる時期だと感じている。寒さが厳しく、外出の回数も減り、日々の動きは自然と小さくなる。年が改まっても、すぐに気持ちが切り替わるわけではなく、先の予定を考えるにも少し時間が必要になる。

この頃は、人との距離も穏やかに離れていく。特別な用事がなければ連絡を取らないまま日が過ぎ、生活は静かなリズムに戻っていく。年末年始の賑わいが去った後の空気が、そのまま残るのが大寒だ。

三十一年前の阪神・淡路大震災も、この時期に起きた。大寒になると、私の人生の流れを変えてしまった出来事が、ふとした瞬間に思い出される。振り返れば、大切な転機は、いつも物事が止まったように感じる季節に重なってきた。

何も進んでいないように見える時間にも、少しずつ準備は進んでいる。大寒の寂しさは、弱さではなく、変わる前の静かな時間だ。そう思って、私はこれまで、この季節を越えてきた。

寒さの底にいる今は、まだ答えが見えなくてもいい。春は、こちらが急がなくても、必ず順番に近づいてくる。その時を待ちながら、今日を丁寧に重ねていきたい。 もうすぐルミナリエが始まる

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この記事を書いた人

市民お一人おひとりの暮らしに寄り添い、その声を受け止め、少子高齢化問題や危機管理に関する解決策を即座に提起すること。そして、市民の皆さまが「長岡京市に住んで良かった」と安心して暮らせる街、さらに皆さまも何らかの形でかかわっていける街づくりをすすめていくためにはどうしたらよいか。
これまで私たちを育て、地域を発展させてきてくださった方々、高齢者世代の方々、若い世代の方々、地域の将来を担う子どもたちが安心して生活できること、皆さまが地域での生きがいや友人を得て、笑顔でいきいきと生活していくためにはどうすればいいのかを、しっかりと考えてまいります。

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