成人の日を迎えられた皆さんへ
おめでとうございます。
大人になるということが何なのか、
正直なところ、私にも今もはっきりとは分かりません。
それは「できるようになる」ことよりも、
「分からないまま引き受けていく」ことなのかもしれない、ということです。
これから皆さんは、
戸惑うことや、思うようにいかないことにも出会うと思います。
そのたびに立ち止まりながら、
人と関わり、考え、迷いながら進んでいく――
その一つひとつが、大人になっていく過程なのだと思います。
うまくいかない日があっても、
遠回りだと感じる時間があっても、
それが無駄になるとは限りません。
きっとどこかで、自分の中に静かに積み重なっていくはずです。
今日という日が、
皆さんにとって、
自分の人生と少しずつ向き合い始める節目になりますように。
ささやかながら、心から応援しています。
令和8年1月12日 成人の日
白石 多津子